当院の診療方針
当院の特徴は、呼吸器専門医と循環器専門医が連携して診療を行っていくという画期的な診療体制を整えていることです。
一般に1つのクリニックでは専門分野が限られること、また大病院や大学病院では、各科の連携がスムーズに行かないことがあります。 そして、担当医師はみな、基幹病院や大学病院で部門責任者として豊富な経験のある者たちです。
当法人の名称であるH&L会のHはheart、Lはlungを意味し、心臓と肺を一括して診ていくという当法人のコンセプトを表したものです。
近年、COPDらの慢性肺疾患や脂肪肝らの肝臓病が心筋梗塞・脳卒中らの心血管病を誘発することが分かってきました。 各疾患を別々に診るのではなく、総合的に診断し、早期の積極的治療を実践するように心掛けています。
的確な診断・治療を実践していきますが、ただ薬の処方のみに頼って病気の解決をするのみならず、専門の栄養士、運動療法士と共に、運動•食事•精神状況、全身の種々の部位の不調への対処を含めた全人的治療を進めていくことを治療方針としています。
理事長の永谷医師は、我が国最高峰の国立循環器病研究センターで部長として勤務し、心不全・肺循環・再生医療を中心に臨床と研究に携わって参りました。その後は循環器疾患と呼吸器疾患に特化して地域医療に貢献してきました。
最近、持続する咳でお悩みの方がとても多いと思います。気管支喘息・咳喘息・アレルギー・COPD・肺癌らの呼吸器疾患の可能性、心不全らの循環器疾患の可能性、また逆流性食道炎ら消化器疾患が咳を誘発している可能性があります。
最近はこの逆流性食道炎が気管支喘息や咳喘息の最大の悪化因子の1つであることが分かってきました。睡眠中のいびきや無呼吸のある方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり咳の原因となるため、ご自宅での睡眠検査を実施します。
当院では難治性の咳の診断と治療に力を入れており、最先端の医療機器を駆使し、咳の原因となる病態を突き止めます。呼吸器・循環器・消化器の各専門医が連携して咳の診断と治療に取り組むところが当院の最大の強みであり、ご期待に応えられるところだと思います。
肺高血圧症に関しては診断、治療方針決定、専門病院への紹介も含め、何でも相談に乗ります。
当院では、各種健康診断・人間ドックや労災二次健診を行っています。人間ドックではマルチスライスCTを用いた肺癌健診、頸動脈エコーら脈波により動脈硬化を的確に評価します。
労災二次健診とは、将来に起こりうる心血管病・脳卒中を予防するために厚生労働省が設置した画期的な制度です。職場の定期健康診断等で産業医に認定された方(すでに心血管病を持った方は除外)は、無料で心エコーや頚部エコーらにより心血管の精査を受けられます。
また栄養指導・運動指導・生活指導らの特定保健指導を受けることができます。 当院ではこの労災二次健診に直接、循環器専門医である永谷医師が関与するという強みがあります。
各種専門医の連携により、近い将来に起こりうる狭心症・心筋梗塞や脳卒中を発症させないことが我々の使命と考えております。
最後に、当院所属医師の出身大学や勤務先であった各種機関病院:慶應義塾大学医学部附属病院、東京女子医科大学附属病院、千葉大学医学部附属病院、国立循環器病研究センター以外にも、東京慈恵会医科大学附属病院、済生会中央病院、国際医療福祉大学三田病院、虎ノ門病院、日本医科大学附属病院、東京大学医学部附属病院、東京医科大学附属病院等と連携し、必用な場合は各機関の専門医へ速やかに紹介致します。
当院の施設基準
医療DX推進体制加算・在宅医療DX情報活用加算及び医療情報取得加算について
- オンライン請求を実施、オンライン資格確認を行う体制が整っています。
- また、電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組を実施予定です。
- マイナ保険証の利用や問診票を通じて患者さんの診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めている医療機関(医療情報取得加算の算定医療機関)です。国が定めた診療報酬算定要件に従い、医療情報取得加算を算定します。正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証によるオンライン資格確認等の利用にご理解ご協力をお願いします。電子処方箋の発行及び電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組を実施予定です。
時間外対応加算について
当院では診療終了後の数時間は、通院中のかかりつけ患者様からの緊急の電話の問い合わせに対応いたします。当院にご連絡ください。
この体制に対し、「時間外対応加算3(3点)」を算定しております。
- 初診の患者様には対応できません。
- 検査の予約、変更、キャンセルには対応出来かねますので、診療時間内にご連絡ください。
当院がやむを得ず対応できない場合や深夜、休日等においては近隣の救急病院や#7119(救急相談センター)にご相談ください。
※時間外対応加算の「時間外」とは、当院の時間外体制に関する加算です。再診料を算定する全ての患者様が対象であり、日中の診療時間内に受診した場合にも算定する加算となります。
機能強化加算について
当院は、かかりつけ医として次のような取組みを行っています。
- 他の医療機関の受診状況およびお薬の処方内容を把握した上で服薬管理を行います。
- 健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関するご相談に応じます。
- 必要に応じ、専門の医師・専門医療機関をご紹介します。
- 介護・保健・福祉サービスに関するご相談に応じます。
- 訪問診療をおこなっている患者様に対し、夜間・休日等の問い合わせへの対応を行います。
生活習慣病管理料(Ⅰ)・(Ⅱ)
高血圧症、脂質異常症、糖尿病に関して、療養指導に同意した患者様が対象です。
年々増加する生活習慣病対策の一環として、厚労省は令和6年(2024年)6月1日に診療報酬を改定し、これまで診療所で算定してきた『特定疾患管理料』を廃止し、個人に応じた療養計画に基づきより専門的・総合的な治療管理を行う『生活習慣病管理料』へ移行するよう指示がありました。
本改定に伴い、令和6年(2024年)6月1日から厚労省の指針通り、高血圧・脂質異常症・糖尿病のいずれかを主病名とする患者様で、『特定疾患管理料』を算定していた方は、『生活習慣病管理料』へと移行します。
この度の改定によって、患者様には個々に応じた目標設定、血圧や体重、食事、運動に関する具体的な指導内容、検査結果を記載した『療養計画書』へ署名(サイン)を頂く必要がありますので、どうかご協力のほどよろしくお願いします。
患者様の状態に応じ、医師の判断のもと、リフィル処方や28日以上の長期の投薬を行う場合がございます。
明細書発行体制等加算について
当院では医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書の発行の際に個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。
一般名処方加算について
後発医薬品があるお薬については、患者様へご説明の上、商品名ではなく、一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
外来感染対策向上加算・連携強化加算・サーベイランス加算について
当院では月1回外来感染対策向上加算・連携強化加算を算定しております。
- 院内感染管理者である院長が中心となり、職員全員で標準的感染予防策に従い院内感染対策を推進します。
- 感染性の高い疾患(インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症など)が疑われる場合は、一般診療の方と分けた診療スペースを確保して対応します。
- 抗菌薬については厚生労働省のガイダンスに則り、適正に使用いたします。
- 標準的感染予防策を踏まえた院内感染対策マニュアルを作成し、従業員全員がそれに沿って院内感染対策を推進していきます。
- 感染対策に関して基幹病院と連携体制を構築し、定期的に必要な情報提供やアドバイスを受け、院内感染対策の向上に努めます。
- 院内感染対策サーベイランスとし診療所版J-SIPHE(OASCIS)に参加しています。
発熱患者等対応加算
外来において、受診歴の有無に関わらず、発熱・その他感染症を疑わせるような症状を呈する患者様の受入れを行う旨を公表し、受入れを行うために必要な感染防止対策として、発熱患者等の動線を分ける等の対応を行う体制を整えております。
ベースアップ評価料
「ベースアップ評価料」の算定を開始する運びとなりましたので、お知らせいたします。
企業全体で賃上げが進む中、医療現場で働く職員の賃上げを行い、人材確保に努め、医療の質を向上させるための取り組みの一貫として国が導入したものとなっております。
患者の皆様方の診療費のご負担が上がる場合がありますが、医療現場で働く職員の賃金引き上げに全て充てられますので、ご理解くださいますよう、何卒宜しくお願い致します。
特定疾患療養管理料
当院では、厚生労働省が定める特定疾患に対し、長期治療計画に基づき療養上の管理を行った場合、特定疾患療養管理料を月2回まで算定しております。
夜間・早朝等加算
当院は、次の時間帯にご来院・受診される方に対して、厚生労働省の定めた診療報酬点数の算定基準に基づき、夜間・早朝等加算を算定させていただきます。あらかじめご了承ください。
診療時間外の時間帯で診療を行った場合には、「時間外等加算(時間外・休日・深夜)」が適用されます。
※健康保険証の自己負担割合により、負担額が変わります。
対象となる時間帯
・平日の18時以降
・土曜日の12時以降
長期収載品の選定療養について
令和6年度診療報酬改定により、令和6年10月1日から患者さまの希望により長期収載品を処方した場合、患者さまの自己負担が増額となります。
【対象となる医薬品】
・後発医薬品が市販されて5年以上経過した長期収載品、または後発医薬品への置換率が50%以上を超える長期収載品
【対象外となる場合】
・医師が医療上の必要性があると判断し長期収載品を処方した場合
・剤形上の違いにより、長期収載品を処方等をする医療上の必要があると判断する場合
・後発医薬品の提供が困難な場合
【負担金額】
・長期収載品の価格と後発医薬品内での最高価格との価格差の4分の1
外観・院内のご紹介
各種検査・医療機器
マルチスライスCT

X線の検出器を体軸方向に複数用いることで従来のCTに比べて短時間で多くの断面を撮影できる被爆量の少ない最新のCTです。
私たちのクリニックでは肺癌をはじめとした肺疾患、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓などの病気の診断を行います。
また、内臓脂肪量の診断が行えるのでメタボリックシンドローム(内臓肥満症候群)の評価にも有用です。
超音波診断装置

- 心エコー検査
- 心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋症、心肥大ら心臓病の検索ができます。また、心臓の機能を評価することができます。息切れ・動悸などの症状がある方、心電図で異常を指摘された方や心雑音を指摘された方は、この検査により心疾患の有無を調べる必要があります。
- 腹部エコー検査
- 肝臓、胆のう、脾臓、腎臓など腹腔内にある臓器の病気の診断を行います。私たちのクリニックに配備されている超音波診断装置は肝臓の脂肪化や線維化の程度を測定することができる最新機器です。

- 頸動脈エコー検査
- 首の血管を観察することで、血管の健康状態、全身の動脈硬化の程度を知ることができます。また、脳への血流が正常に流れているかを調べることができます。高血圧症・高脂血症・糖尿病・肥満の方は動脈硬化を起こしやすいので、この検査にてその程度を調べることができます。
24時間心電図

不整脈、狭心症の検索ができます。動悸・胸痛・ふらつき・脈の欠滞のある方が対象となります。
携帯用の小型心電図を装着して頂きますので、普通に生活できます。一般の心電図では見逃されやすい心電図異常を発見することができます。
動脈硬化検査

手足の脈圧を測定して、動脈硬化・血管狭窄・血管年齢を調べることができます。簡単な検査で5分程度で検査は終了します。動脈硬化を起こしやすい高血圧症・高脂血症・糖尿病・肥満の方には、有用な検査です。
肺機能検査

気管支喘息、肺気腫(COPD)、肺線維症などの検索や肺年齢の評価に役立ちます。息切れや咳がある方には有用な検査です。
呼気一酸化窒素(NO)測定

気管支喘息の診断・経過観察に極めて有用な検査です。軽く息を吐くだけで気道の炎症を調べることができます。
喘息のコントロールには症状の程度のみでなく、この検査で気道の炎症が収まっているか否かを調べることが重要です。 呼吸器専門施設にしかない検査ですので一度ご相談ください。